執筆者: 三浦 竜樹 ｜ 発行号: 2005年10月号

アプリケーション・サーバ・プラットフォーム (以下AS プラットフォーム) は、コンポジット・アプリケーションの基盤である。ASプラットフォームとして販売されている製品は多種多様であり、機能の幅広さ、アーキテクチャの凝集性、マーケット・プレゼンスの大きさという点でさまざまな違いがある。米Forrester Research では、同市場における上位7 製品をさまざまな角度から試用分析したところ、購入選択肢とすべきはOracle Application Server 10g およびMicrosoft 社のWindows Server System スイートであるとの結論に至った。IBM 社とBEA Systems 社もAS プラットフォーム市場の主要ベンダーであり、IBM 社のWebSphere およびBEA Systems 社のWebLogic Platform 8.1 も強力な製品である。SAP 社は2004 年に同市場に参入したが、主要ベンダーを脅かす存在となっている。また、同市場はまだ揺籃期にあり、コンポジット・アプリケーションを開発、導入、管理する企業の負担を軽減するための課題は山積している。

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