執筆者: 雪嶋 貴大 ｜ 発行号: 2006年04月号

企業にとってメッセージ・アーカイブ製品は、法規制や社内規程の遵守といったコンプライアンス対応、E ディスカバリ（電子メールなどのメッセージを保管し、訴訟時などに証拠能力のあるデータとして開示すること） でのコスト削減、そしてメールボックス管理によるストレージコストの削減において有用である。現在、メッセージ・アーカイブ製品の主要ベンダーには、Computer Associates 社、EMC 社、IBM 社、Open Text 社、Symantec 社、ZANTAZ 社の6 社が存在している。これらのベンダーを比較するため、米Forrester Research が、74 項目の基準に沿って評価を行った。その結果、この市場のトップに位置付けられたのはSymantec 社とComputer Associates 社の2 社であった。両社の製品は、機能的に非常に優れているだけではなく、単なるメールのアーカイブという要件のみならず、ILM （情報ライフサイクル管理） という広い観点からも提供されており、多様化する企業ニーズに対応している。

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