ITR Review

RPA導入におけるリスク対策 ― ロボットで問題を起こさないために ―

執筆者: 藤 俊満 | 発行号: 2020年03月号

労働人口の減少と政府の働き方改革の推進を背景に、RPA(Robotic Process Automation)を活用して人の作業の効率化を図ろうとする動きが本格化している。しかし、RPAはユーザー部門主導で導入することが多く、エラーや例外に対する考慮やアクセス権限の設定が適切に行われず、テストも不十分な事例が多く散見される。これらが原因となりRPAの誤作動を生み、情報の漏洩・改ざんにつながることになる。RPAの導入と運用においては、通常のシステム同様、IT部門の積極的な関与が必要である。

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